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キリシタンのあしあとを求めて各地を旅してめぐります♪

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長崎のマグダレナ

                                 1610頃-1634年


聖人となった日本人女性


列聖された日本人女性。=Sor.Magudalena de Nagasaki,Virgo

長崎のマグダレナは長崎に生まれたキリシタン女性で、両親も殉教したといわれています。ヨルダノ・アンサロネ神父の指導の下で修道女になろうと、ドミニコ会に入会しましたが、1634年にヨルダノ神父とトマス西神父が逮捕されたことを知ると、自らキリシタンであると申し出て、拷問を受けることとなりました。

女性として初めて穴吊りの刑に処されましたが、信仰を棄てず殉教し、1987年大村のマリナと共に、日本人女性として初めて列聖の栄誉を受けました。


殉教者の娘


16殉教者

(カトリック松山教会)
長崎のマグダレナは、1610年頃長崎に生まれ、キリシタンだった両親が殉教した後、山に逃れて、ヨルダノ・アンサロネ神父が指導していたドミニコ会に入会。修道女として祈りと奉仕の生活をしていましたが、1634年ヨルダノ神父とトマス西神父が逮捕されたことを知って、自らもキリシタンでヨルダノ神父の弟子であると自首しました。

役人たちはまずキリシタンをやめれば金を渡し、いい所に嫁がせてやると誘惑しましたが、マグダレナがそれに応じないので、様々な拷問をして脅しました。指の爪全部に竹串を押し込んで、それで地面を掘らせたり、水瓶に頭を沈めて窒息しそうになると引き上げて棄教せよと言うものです。

マグダレナの穴吊り

1650年の修道者名簿に見られるマグダレナとマリナの記録


また何度も水責めで試みましたが、それでもマグダレナは信仰は棄てませぬと静かに答えるだけだったので、ついに女性として初めて穴吊りの刑に処しました。西坂の刑場で縛られて逆さに吊るされたので、目や口、鼻や耳からも出血していましたが、彼女は13日以上もこの苦しみに耐え、吊るされたまま生存しました。

そして「朝、不思議な柔らかい手が私の顔をなでてくれると、私の苦しみが軽くなるのです。又私は、この穴吊りでは死なないと主から言われました」と言いました。賛美歌を歌っている日もあったといいます。

「私は、キリストの慰めだけで生きています」とも話したので、これでは自分たちが怠慢だと疑われると思った刑吏たちは、マグダレナを吊るしたまま穴の底に何度も落とし、頭を打ちつけて半殺しにしました。

するとその夜雨が降り、水が穴に満ちたため、マグダレナは溺死し、1634年10月15日の朝、殉教者の列に加えられました。長崎のマグダレナは大村のマリナと共に、1987年日本人女性として初めて列聖されました。





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